当日、豊中友の会からは総リーダーと係の吉村さんの二人が参加しました。
第7回 近畿部「農産物ネットワークの集まり」
【日時】 2020年2月17日(月)10時半~3時
集合場所 JR山陽本線竜野駅 改札口9時55分
【会場】 苗村重美さんの田畑、北沢公民館
【内容】
(午前) *苗村さん宅の田畑の見学
*農家会員より農産物販売
(午後) *読書 「天然の教訓」 ―思想しつつ生活しつつ(上)―
*農家会員として友の会で提案、実行したいこと
*農産物情報
*各地の農産物ネットワークの様子より
農家会員から伝えたいこと、希望
消費者から尋ねたいこと
【持ち物】 軍手 お茶 お弁当 販売したいもの バス代1000円
近畿部「農産物ネットワークはの集まり」は毎年、神戸友の家で講師の方のお話を聞いたり、皆さんのおはなしを伺ったりをしてきましたが、今年は初めての生産現場で、竜野友の会・苗村さんの田畑の見学となりました。
当日、近畿部、各友の会1~4人ほど、約50人が集いました。
JR竜野駅に集合し、大型バスで20分ほど移動。区画整備、耕地整備された田畑が広がる農村地帯、苗村さんの畑の一つ、約2反の畑に到着。
黒いビニールマルチをしてあるニンニク畑の除草を20分ほど行いました。
マルチには穴が15~20センチ間隔で空けてあり、ニンニクの芽が20センチほどに成長している。穴から2本出ている1本を抜く。まだ小さいが通常販売されている「にんにくの芽」と同じように食べることもできるし、植えておけば6月ごろ?にはニンニクが収穫できるので、抜いたものを皆、いそいそと持ち帰りました。
苗村さんはお米、ニンニク、じゃがいもなどを作っておられ、産直市場、学校給食にも卸されているそうで、苗村さん夫妻と息子さん、援農で時々人を雇って就農しておられます。
お米は粘土質の土壌であるため、美味しいと評判。
豊中友の会・吹田方面では長い間、定期的に直接購入しています。
午後から話し合う公民館へ移動。
途中、苗村さんのニンニクの冷蔵庫が置かれている倉庫の見学と農産物の販売。ニンニク、ヤーコン、大豆、黒豆、苗村さんのニンニクを使ったBBQソース(委託で作ってもらっている)などなど。
大きな冷蔵庫には、コンテナの中に山のようにニンニクが入っており、出荷待ち。入室は雑菌(ニンニクにつく青いカビなど)が入らないように、土足厳禁です。
龍野友の会のお世話で、公民館でお昼ご飯。大根のお漬物などをふるまってくださいました。
午後の部では 、
苗村さんの畑、田んぼの1年間の作業の様子。
農業をするため、Ⅰターンし就農した息子さんの話。援農の事。出荷先のことなど多岐に及びました。
姫路友の会・光庵さんからは、年間を通じて(月1回)継続的に子どもへの働きかけ、
農的集まり(お米作り、大豆を植えその大豆からお味噌作りなど)を続けておられる話。
写真にはないですが、炒った大豆を電動の製粉機を使って挽いた「きなこ」の実演。
そのきなこを使った、香ばしくておいしいわらび餅をいただきました!
話し合いでは、
・農地に撒かれた農薬や除草剤について
・つけものなどの保存食のおすすめレシピ
・地元の農業者、販売者、産直市場とのつきあいなどの話が出ました。
生産(農産物)と消費経済については、
農産物自体の事(作り方・収穫・選び方)、食べ方、保存の仕方
行政とのつきあいなどなど色んな方面に関係することなので、本当に広範囲の話がありました。
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今まで豊中友の会でも
農産物や作ることを身近に感じてもらうために
・自家の余った野菜などの苗の販売
・お米も含む、自家採取の種を分ける
・農家会員から直接仕入れたお米、野菜の販売などをしてきましたが、私(吉村)も今は淡路島在住なので、より実践的な働きかけもした方が良いかな?
ひじきを取りに行き、茹でる。夏の海辺で子どもたちと何かする。
農の勉強会の集まりを友の会にも広くお知らせする…などなど
という夢を抱き、帰路につきました。
地方の生産の現場と消費地(豊中)を結ぶ懸け橋として、これからも毎月の例会の場で発信を続けます。よろしくお願いします。