緊急事態宣言により、子どもたちも休園・休校が続き、
自宅で過ごす時間が長くなりました。
そこで、一日の過ごし方を振り返る良いきっかけになればと願い、
生活時間調べをしました。
一週間を記録した親子の感想をいくつか紹介します。
○「うもれるくらい勉強していると思っていたけど、表で見ると〈リラックス〉が多かった。」(小5)
○「塾のオンライン授業で疲れ気味だったが、自由な時間も同じくらいあることに気づいたようだ。1日どう過ごそうか自分なりに計画したりして、成長を感じる。」(小5・母)
○「You
Tubeとゲームが多い」(小6)→早朝ジョギングや外遊びにも行くように。
ITをうまく取り入れたり、家族会議で相談したり、いろいろな工夫が見られました。
〇時間を設定すると学校のチャイムが鳴る、というアプリをタブレットに入れて、メリハリをつける。
〇「今日の時間割」(ベネッセ、You Tube)を決めて、規則的に過ごす。
〇習い事や塾のオンラインレッスンを予定に入れる。
急な休校措置に、お母さんのお仕事の間、留守番をがんばった子どもの様子も聞きました。近所や親せきの方に頼んだり、LINEで連絡が取れるように親子で工夫して過ごしたようです。また、在宅勤務になり、仕事・家事・子育て、と、毎日が精いっぱいという声もありました。
学校によって、宿題の量や、登校回数、オンライン授業の開始もまちまちです。
各家庭で、どのように学ぶか親子で話し合えるとよいですね。
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調べに参加してくれた小学1年生のお母さんに様子をお聞きしました。
在宅勤務中の主人と息子と、家族3人でのステイホームでした。ずっと家に居るので時間の流れはゆっくりだと感じながらも、毎日はあっという間に過ぎてしまっていました。でも、調べを書き終えて振り返ってみると、もっと色々出来そうだなあ、勉強やお手伝いの時間ももっと取れるのでは…と思いました。時間のたっぷりある今だからこそ、息子と一緒に、色々な学びを楽しんだり、家事に親しんだり出来たら良いな…と思いました。
――時間調べをして、その後の生活に変化がありましたか?
朝ごはんの後のお皿洗いと、暗くなってきたらカーテンや雨戸を閉めるのは、息子の係になりました。
――お子さんは、工作が大好きなんですよね。
そうなんです。リビングの窓辺と本棚に作品を飾るスペースを作りました。飾っていいよ、と伝えると、嬉しそうに配置していました。
――ステイホームの気分転換はどうしていますか?
20-30分でも外の空気の中で思い切り身体を動かすと、再び落ち着いて室内で過ごすことが出来るようです。身体を動かすことも大好きなので。
――他に工夫したことは?
自由にひらがなを書くノートを作ったところ、毎日自分から開くようになりました。また、ゴールデンウィーク中に本棚の整理をし、絵本が取り出しやすくなったようで、一人で本を眺める時間も増えたように思います。勉強時間は増えていませんが。
――学校の再開予定は?
来週から週に1回の登校日が始まります。新しい時間が生まれていくこと、家での過ごし方の変化も、楽しみにしたいと思います。
―お話、ありがとうございました―
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5月、みんなで生活時間調べに再チャレンジ!
4月の調べでは、就寝時間が高学年ほど遅くなっていることが、気になりました。これからは、登校日と在宅日・習い事など、時間の使い方も日によって変わっていくでしょう。基本の「起きる」「寝る」などは、毎日リズムよく暮らしてほしいと願っています。
一日の時間の使い方が決まっていると、子どもも落ち着いて、自分の時間(工作つくりや楽器を弾くなど)ができるので、集中力や達成感など知らず知らず身についていくことと思います。
また、この時間のあるときに、子どもの内側から出てくる「やってみたい」「作ってみたい」という力は、本当に宝物だと思います。どうぞ、子ども時間を大切にしてあげてください。