2003年度総リーダー安藤さんのお話
(写真は、例会当日のパワーポイントスライドです。)
私が総リーダーをさせていただいたのは2003年度、平成15年です。
この年は「婦人之友創刊100周年」「豊中友の会創立15年」という年でした。
豊中友の会は「婦人之友創刊100周年豊中友の会創立15周年という歴史と共に外に働きかけつつ内なる充実を」を自らのテーマとし、方面リーダーと総リーダーは一心同体という思いで歩み始めました。
月ごとにテーマを決め 思いを一つにして 御心に沿って志を高める友の会の大事なあつまりである例会をもちたいと願い、会員数245人でスタートしました。
主な取り組みをふりかえってみたいと思います。
2003年3月31日、前年度の元林さんからバトンを受け取ると同時に友の家の石垣の問題が発生しました。
下のある家の方からの「いつ崩れるか不安なので早急に工事をしてほしい」とのことでした。苦情はこれだけに終わらず再度ありました。
友の会員だけでは対応できないと判断し、Uさんのお父様も見てくださいました。また、専門家のKさんのご主人にも加わっていただくことになりました。
Kさんのご主人には現地調査、測量 中央部に提出するための図面の作成にいたるまで丁寧に丁寧に対応していただきましたこと、大変有難く心強かったこと忘れられません。
多くの方にお世話になりました。感謝です。
2階で全体委員会があるとき、部屋に入れる人数は30人までと制限があり、階段で賛美歌読書をしなければならない人もありました。一人が出ると一人が部屋に入るという状況下での友の会活動でした。
4月、5月、6月は友の家問題で、全国友の会振興財団の井本幸子さん、当時 中央部 財団副理事長であった福岡和子さんが来訪 (今回記念講演会の講師の福岡伸一氏のお母さま) 。いただいた手紙には「この次友の家の建築にかかられる時しっかりした土台の上に建てられますよう祈っています」とあり「豊中友の会のパワーあふれる元気で将来に夢を描いて頑張ってくださいませ」と書かれています。温かいお言葉に何度も読み返し元気をもらいました。
高年会員の集まりを年1回持つ「思い」を例会で確認し合い、小林さんを実務リーダーとして「ホテルオオサカサンパレス」において一家総動員で働かせていただきました。年代を超えた豊中友の会合唱団を急きょ編成し、清らかな美しい歌声がホールに響き大きな拍手を頂きました。指揮をしているのは大屋さんです。皆さん輝いておられます。
また、溝上さんをリーダーとしてニットで作った服のファッションショーも とてもセンスがいいとこれも大喝采でした。
壮年会員に助けられ、若い会員が全面に出て動き、一人ひとりが大小の犠牲をはらいながら時と所を得て、段取り良く働くことが出来ました。このようにして、年代を超えた交わりを通して、譲られていくんだなと思わされた二日間でした。
集まりのあと撮った写真です。懐かしい顔が見えます。
2学期は6年ぶりの対外講習会 伊藤雅枝先生をお迎えして「イタリア料理講習会」をもちました。会場は「エトレ」で新しく設備もととのっていましたが 初めて使うものが多く戸惑うこともありました。友の家で講習会が出来ればいいなとの思いを強くしました。
この時、田中純子さんが生活部リーダーで助手として壮年会員に支えていただきながら何度もリハーサルし、当日とてもきびきびと動かれた姿が大変評判でした。田中さんの緊張しながらも笑顔で働かれていた姿が、昨日のことのようによみがえります。交わりを通して友の会は繋がっていることを実感した講習会でもありました。
3学期は、婦人之友創刊100周年・豊中友の会創立15周年のお祝いとして、2004年2月14日(土)「友の会を外に広めること、若い会員を増やしたい」との思いで、児童精神科医佐々木正美氏を講師として記念講演会「こどもへのまなざし―豊かな人間関係が豊かな心をつくる」を「アクア文化ホール」で開催しました。
元林さんを宣伝リーダーとして若い会員が主となり外への働きかけをしっかりして頂き、また、高年会員の皆さんが託児を快く引き受けてくださり、託児は10人増加して50人としましたが。すぐに売り止めとなりました。当日は479人のお客様、純粋なお客様は360人でした。12日午後には600枚のチケットが売れたことになり、元林さんはお断りするのに苦労したと同時に残念でたまらなかったと思いを話されました。その思いは豊中友の会の思いでした。
豊中友の会から社会へあたたかなまなざしが広がったと実感できた一日でした。
また、3月には入会者4名の方が入会されたことも喜びでした。
取り組みをする中で考えの違いはあったけれど 年代 世代を超えて 同じ場で話し合いをすることで困難なことも解決できたと思います。
仕事を持つようになり友の会に出ることが難しい私を「元気でいる?」「仕事頑張ってね」と励ましの数々。友の会での交わりが私の支えでもありました。
十数年ぶりに出席した最寄り、方面、友の会の皆さんがいつもと変わらず接してくださったことはとても嬉しかったです。
これからも仕事を持ちながら私にできることは何かと考えながら実践していきたいと思います。